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滲出性中耳炎[耳・鼻・喉の病気]

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滲出性中耳炎とは

 滲出性中耳炎は、鼓膜の裏にある空気が入った部屋(鼓室)に水(滲出液)が貯まる病気です。中耳炎とはいえ、ゆっくり滲出液が貯まるため鼓膜を刺激することが少なく、耳が痛くなることはありません。自覚症状として難聴、耳閉感が出現します。滲出液は空気に比べ抵抗が大きいので、伝わった音のエネルギー(振動)が吸収されてしまい、神経に到達する力が弱くなるために難聴が起こります。子供によくみられる病気のため、子供が症状を訴えず慢性的に経過する場合も多く認めます。

 原因は不明ですが、耳と鼻をつなぐ耳管の働きが弱くなっておこると考えられています。大人の場合、鼻の奥(上咽頭)に癌ができて耳管が塞がり、滲出性中耳炎が発病することがあるため、内視鏡検査で上咽頭を調べることが大切です。また急性中耳炎の後遺症としてみられることもあり、急性中耳炎罹患後に痛みがなくなっても、鼓膜の奥に滲出液が貯まっていないか確認することが大切です。

治療

 治療は薬による方法と、鼓膜を切る方法に分けられます。薬は、耳管の機能を改善し鼓室に貯まった滲出液を排泄することを期待し飲んでもらいます。治療効果は50%程度で(2人に1人は治る)、治療効果が現れるのに数週間かかります。鼓膜を切って滲出液を取り除く場合、すぐに症状は取れますが鼓膜を切る処置が必要となります。鼓膜切開をしても、数日で鼓膜は閉鎖しますので鼓膜に穴が残る心配はありません。逆に鼓膜が閉鎖してしまったために再び滲出液が貯まることがあります。繰り返しこのような症状がみられるときは、小さなチューブを鼓膜に刺して滲出液が貯まらないようにします。この場合、耳の穴からバイキンが侵入しやすくなりますから、耳内にシャワーの水などを入れないように気をつける必要があります。水泳は耳栓をしてゴム製の帽子をかぶり耳の穴を塞げば可能ですが、潜水は行わないで下さい。

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