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鼻の構造

 鼻の構造は大きく3つに分けられます。鼻が高い・低いと話題になる外見上の鼻(外鼻)、いわゆる鼻の穴からのどに到達するな空間(固有鼻腔)、固有鼻腔とは狭い通路でつながり周囲に散在する空洞(副鼻腔)です。さらに副鼻腔は、眼の下(頬)に存在する上顎洞、眼と眼の間に存在する篩骨洞、眼の上に存在する前頭洞、眼の奥に存在する蝶形骨洞の4つに分けられます。副鼻腔は眼の周囲に存在するため、ここに病気がおこると眼に影響を及ぼすことがあります。

鼻の働き

 鼻には3つの役割があります。息を吸ったり吐いたりする空気の通り道(気道)、においを感じる(嗅覚)、声をはっきり伝える(共鳴器官)という3つの働きです。カゼで鼻がつまると息苦しくなり匂いがわかりにくくなり、鼻声になるのはこれらの働きが損なわれるためです。また吸い込んだ空気は鼻を通り抜ける過程で.加温加湿され、塵が取り除かれます。鼻はとても優秀な加湿フィルターなのです。

鼻呼吸と口呼吸

 人間は息をしないと生きていけないため、空気の取り込み口が鼻と口の2ヵ所にあります。どちらの取り込み口がより優秀なのでしょうか?結論は断然鼻です。先にも述べましたが、鼻には.加温加湿器の機能が備わっているため、冷たい空気や乾燥した空気を吸い込んでも、温かい湿度の高い空気に変えてくれます(研究では22.5℃の外気を鼻から吸い込むと、のどでは33.4.℃まで上昇し、鼻呼吸での昇温率は77.5%と高率です。一方、口呼吸の昇温率は58.4%にとどまります。また湿度は鼻呼吸の場合、75~90%まで加湿されます)。塵埃は大きいものは鼻毛によって捉えられ、6μまでの小粒子は80%が鼻の粘膜で取り除かれます。また鼻粘膜には微生物の侵入を抑える免疫細胞が多く存在し、感染の防御に役立っています。口ではフィルターの代わりになる臓器が扁桃になるため、口呼吸を続けていると扁桃炎を起こしやすくなります。口は「呼吸器の入り口ではなく、消化管の入り口である」という考え方が正しいと思います。

におい

 ひとは3,000~10,000種のにおいをかぎ分けているといわれています。においを感じるメカニズムは、吸い込んだにおい物質が嗅細胞と結合し、その信号が脳に伝えられてにおいの種類を判断します。この嗅細胞は、鼻の奥の一部にしか存在しないため、鼻の病気で鼻づまりがおき、におい物質が鼻の奥に行き着けないと嗅覚障害が起こります。また嗅覚を脳に伝える嗅神経は非常に弱い神経なので、頭を打ったり、風邪によるウィルスの感染で神経が痛み、嗅覚障害となることもあります。

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