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睡眠時無呼吸[耳・鼻・喉の病気]

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睡眠時無呼吸症候群とは?

 起きている時には問題がないのに眠ると息が止まってしまう、このような病気を睡眠時無呼吸症候群といいます。厳密にいうと、「1時間の睡眠中に10秒以上続く無呼吸が5回以上あり、日中の眠気を伴うもの」と決められています。なぜ起きている時には息が止まらず、眠ると止まるのでしょう?眠ることにより脳の働きが弱くなって呼吸が止まってしまう場合があります(中性性無呼吸)。しかし頻度はとても少なく、ほとんどは眠ることによってのどが狭くなり息が止まってしまいます。睡眠は身体を休めるために必要な行動で、起きているときに働いている脳を休ませ、重力に抵抗して張りつめている筋肉の緊張をやわらげる効果があります。舌は筋肉でできているため仰向けで眠ると重力の影響を受けのどの奥に落ち込み、のどが狭くなってしまいます。健康な方では少々落ち込んでも、のどの奥に空気の通り道が十分ありますが、顎が小さかったり、扁桃が大きかったり、肥満によって内脂肪が付着してのどが狭くなっていたりすると、息が止まります。息が止まると酸素が身体に取り込まれないため、酸素欠乏状態に陥ります。5分間この状態が続くと死亡してしまいますが、通常は危険を察知し脳が目覚め、筋の緊張が戻ることにより気道は再開通(?)

検査

 睡眠時無呼吸症候群は、眠っている時に身体の変化がみられる病気ですから、起きている時に診察をしても診断がつきません。眠った時の呼吸状態を調べるために、検査の機械を家に持ち帰り調べてみて下さい。この検査(簡易検査)で重症の睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合、1泊の入院検査(精密検査)を行う必要がでてきます。

治療

 眠っているときに呼吸の通り道(気道)が狭くならなければ、睡眠中の呼吸停止はなくなります。扁桃が大きかったり、鼻やのどにポリープがあり気道を狭めている場合は、手術治療が有効です。筋力の低下や内脂肪の増加による気道狭窄は手術では治せません。現在最も有効と考えられている治療法は、経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)です。これは風船を膨らませるように鼻から空気を送り込んで、気道の閉塞を空気の圧力で取り除くものです。非常に有効な治療ですが、眼鏡と同じように使い続けなければ効果が得られません。

なぜ睡眠時無呼吸症候群を治療しなくてはならないのか?

 重症の睡眠時無呼吸症候群の患者様を無治療で経過観察した場合、10年後には約30%の方が死亡されたことが判明しています。脳が休息を取れていないため、日中に眠気がみられ、居眠り運転で事故を引き起こしたり、酸素欠乏が続くことにより心臓、脳血管への負担が増え、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血などで亡くなったりする確率がとても高くなっています。これらの危険は、治療を受けることにより改善されることが証明されているため、検査をきちんと受け、病気があるか、重症度はどの程度か、治療が必要か などを検討することが大切なわけです。

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