診療時間

診療時間
9:30〜 12:30 × ×
15:30〜 18:30 × ×

新潟県三条市東本成寺21-38(MAP)

※木曜午前は手術の為休診です

MESSAGE

院長あいさつ

歴史

昔も今も、医院に来て下さる患者様ひとりひとりと
きちんと向き合います。

1962年7月に私の父(篠田 博朋)が、三条市北新保2丁目(現在の榎本内科クリニック様の場所)に篠田耳鼻咽喉科医院を開業し、今年で62年を迎えます。2002年に現在の東本成寺に移設し、2008年から私(篠田 秀夫)が医院を継承し、今年で17年目になります。三条市の耳鼻咽喉科地域医療の一翼を担う、、、などと大きなことを言うつもりはありません。昔も今も、医院に来て下さる患者様ひとりひとりときちんと向き合い、可能な限り疾患の原因検索に努め、薬を処方するだけではなく、病態の説明やなぜその病気に罹ってしまったのか、今後の生活はどうすれば予防できるのかまで、わかる範囲でお話しできればと心がけています。

医院の外観写真

特色

内視鏡による詳細な病変の確認を診療の中心に、
実際の画像を提示しながら病気の説明をしています。

私は新潟大学耳鼻咽喉科に在籍中、後で述べる睡眠時無呼吸症候群を含め、のど(咽喉頭領域)を専門に担当してきました。耳鼻咽喉科は身体の中の小さな穴を覗いて診断することが多い学問です。そのためには優秀な内視鏡システムは欠かせません。内科の先生が聴診器を頼りにするように、私は内視鏡による詳細な病変の確認を、診療の中心に据えています。そのために1950年に世界ではじめて実用的な胃カメラを開発し、現在も世界シェアの7割を誇る、オリンパスの内視鏡(電子スコープ)システムを導入しています。観察用に細径で画像解像度の高い内視鏡を9台、魚の骨など異物を摘出することが可能な処置のできる内視鏡を1台、鼻腔の手術や処置に使用する硬性鏡を2台(0度、70度)揃え、実際の画像を提示しながら病気の説明をしています。

院長の写真

新型コロナウィルス感染症

新型コロナウィルス感染症の最初期から発熱外来を立ち上げ
危険を顧みず医療行為を行ってくれたスタッフを誇りに思い、
深く感謝しています。

2020年から拡大した新型コロナウィルス感染症ですが、当初は致死率の高い感染症で、治療法や予防法(ワクチン等)もなく、検査法も一部の限られた施設でしかできない状況でした。ロックダウンが行われましたが、その際も医療機関は通常通りの診療を行うよう行政から指示がありました。私自身はこのような事態の際に医療を提供することが医師の使命であり、医師を志した「根っこ」のようなものだったので、医院を開け患者を受け入れ、積極的に発熱外来を行うことにためらいはありませんでした。ただ医療は個人プレーでは成し得ずチームプレーが必要なため、私一人の想いだけでは患者を受け入れることができませんでした。当時、スタッフに感染症の危険性を十分説明した上で、私個人の想いを話したところ、全員が快く賛同してくれました。

そのおかげで、新型コロナウィルス感染症の最初期から発熱外来を立ち上げ、2024年3月に国が終息宣言を発表するまでに6,917名の発熱患者に対し検査を実施し、1,127名の患者に治療を行いました(入院を要した患者は4名、死者は0名)。さらに1回目から6回目までのワクチン接種を院内で行い、のべ7,276名に接種を行い、幸いなことにワクチンによる後遺症認定が必要な方はいませんでした。振り返ってみて、危険を顧みず医療行為を行ってくれたスタッフを誇りに思い、深く感謝しています。

コロナワクチンのイメージ画像

アフターコロナ

体調が悪い場合は仕事や学校を休んで
早めに医療機関を受診、周囲に感染を広めないよう配慮を。

開業した際は、仕事で働く方が仕事終わりに来院できるよう、受付終了時間を遅めに設定していました。しかし、新型コロナウィルス感染症を経験した現在では、具合が悪い際に無理に仕事を行うことで周囲に感染を広めることはせず、体調が悪い場合は仕事や学校を休んで早めに医療機関を受診し、周囲に感染を広めないよう配慮することが重要であると考えています。発熱のある方はもちろん、のどの痛みや咳などの風邪症状がある方は、無理をせず早めに受診をしていただければと思います。

アフターコロナのイメージ画像

アレルギー性鼻炎(花粉症)

その方にあったオーダーメイドな
薬の組み合わせを心がけています。

今や国民の半数近くが罹っているといわれるアレルギー性鼻炎。何らかのアレルギー物質(例えば花粉やホコリなど)を吸い込むことで、身体が過剰な生体防御反応を引き起こした結果、くしゃみ、はなみず、鼻づまりといった症状がみられる病気です。保存的治療としては、症状を抑える薬による対症療法とアレルギー物質に耐性を獲得する舌下免疫療法が挙げられます。対症療法は内服薬や点鼻薬が基本ですが、最近は重症の方向けに免疫抑制効果のある薬を注射する抗体療法も保健適応されています。第一選択は対症療法の内服薬になりますが、効果が高い薬ほど眠気が出やすい傾向にあります。厚生労働省は眠気の発現頻度に応じて、自動車の運転や精密機器の操作を禁止する薬、注意を促す薬、制限のない薬の3段階に分けています。その方に適した薬は、症状が抑えられ眠気がない薬になりますので、そのような薬を早くみつけ、「マイブランド」としていただくことが重要であり、そのためのお手伝いをすることがアレルギー性鼻炎に対する私の仕事だと思っています。というのも、内服薬や点鼻薬の組み合わせによる治療パターンは何万通りにもなるため、その方にあったオーダーメイドな薬の組み合わせを心がけています。

アレルギー性鼻炎のイメージ画像

睡眠医療

良質な睡眠を得るためには、
良好な鼻呼吸が重要です。

私は耳鼻咽喉科・頭頸部外科の専門医(日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会)ですが、同時に日本睡眠学会の総合専門医、指導医でもあります。「なぜ耳鼻咽喉科医が睡眠を専門にしているの?」とよく聞かれますが、鼻がつまって寝にくい夜を過ごした経験がある方も多いと思います。良質な睡眠を得るためには良好な鼻呼吸が重要で、特にその傾向が顕著なのが小さいお子さんです。私が睡眠と関りを持つきっかけとなったのは、医者になりたての頃、「寝ていると子供の呼吸が止まる」という1歳のお子さんを持つお母さんからの悲痛な訴えでした。その都度身体を揺らして呼吸を再開させるので、お母さんは夜一睡もできないと話されていました。今となっては睡眠時無呼吸症という病名が世間に浸透していますし、検査法や治療法が確立していますから大きな問題にはなりませんが、1990年代では睡眠時無呼吸症の病態が不明で、検査や治療も手探りの状態でした。幸いにも手術治療が著効する病気だったので、元気になっていく子供たちや喜ぶご両親の姿をみることが自分の幸せになり、この分野での専門性の追求が始まりました。現在では、睡眠呼吸障害だけではく、不眠症、過眠症など睡眠障害全般を扱う医師として診療を行う傍ら、新潟県の睡眠障害患者向けのNPO活動にも従事しています(NPO法人新潟睡眠障害を考える会)。

睡眠医療のイメージ画像

SHINODA ENT CLINIC

SHINODA ENT CLINIC

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